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「銭女」元ネタ「尾上縫の巨額詐欺事件」とは [詐欺]

「銭女」の元ネタが実話だということで注目されていますね。 その事件についてこちらで紹介したいと思います。

ドラマ「銭女」のあらすじと「尾上縫」についてはこちらをご覧ください。

その実際にあった事件とは1980年末頃に起こった
尾上縫の巨額詐欺事件」がモデルになっているようです。

その「尾上縫巨額詐欺事件」とは
バブル絶頂期の1980年代末、「北浜の天才相場師」と呼ばれた
尾上縫(おのうえぬい)という人物が引き起こした事件でした。

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※出典:http://japanese.china.org.cn/jp/txt/2011-06/14/content_22781192.htm

尾上は銀行から多額の融資を受けて株式の売買を行うようになり、
バブル絶頂期の1988年(昭和63年)には、
2270億円もの大金を金融機関から借り入れていました。
そして400億円近い定期預金を持っていたとのことです。

また、株取引では48億円の利益を得て、
割引金融債ワリコーを288億円購入して、55億円の金利を受け取っていたというのです。


しかし、バブル景気が崩壊に向かうと、尾上はとたんに資金運用が悪化し
負債ばかりが増加してしまいました。

そんなおり、尾上は以前から手を染めていた詐欺行為を本格的に始めたのです。

以前から付き合いのあった東洋信用金庫の支店長らに架空の預金証書を作成させて、
それを別の金融機関に持ち込みむことで、担保として差し入れていた株券や金融債と入れ替えて、
それらを取り戻すなどといった手口で犯行を重ねたのです。

そうこうしているうちに証書偽造が発覚してしまいました。
そして、とうとう尾上は1991年(平成3年)8月13日に詐欺罪で逮捕されました。

この時点までに尾上らは、ノンバンクを含む12の金融機関から
3420億円もの大金を詐取していたそうです。

金融機関からの借入金総額は、延べ2兆7736億円、支払額は延べ2兆3060億円に達しており、
留置所で破産手続きを行った際の負債総額は4300億円とのことで、個人としては日本史上最高額だそうです。

裁判では、尾上の弁護人は
「尾上に株式の知識が全くなく、周囲に踊らされていただけであり、責任能力はない」
と主張したそうなのですが、当然認められず、懲役12年の実刑判決を受けたとのことです。


これだけ大規模の詐欺行為をするというのは本当にすごいですね。
ここまでの金額を詐取するにいたった尾上の心境はどのようなものだったのでしょうか?

お金に取り憑かれるというのはこのような状況を言うのでしょうか?

まだまだ謎が多いですね。


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